この記事をシェア

フライドオニオンの使い方!ちょい足しからレシピまでご紹介

フライドオニオンの画像

カリッとした食感と香ばしい味わいのフライドオニオン。お店で見かけるものの、「どんな使い方ができるんだろう?」と悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか。実は、そのままトッピングとして使うだけでなく、具材として料理に混ぜ込んだり、調味料として味付けに使ったりと、食卓のさまざまなシーンで活躍してくれるとっても優秀なアイテムなんです!
この記事では、フライドオニオンの基本的な使い方や活用レシピのアイディアをピエトロのシェフがお届け。毎日の料理の幅がぐんと広がるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

◆【フライドオニオンの使い方1】そのまま振りかける

フライドオニオンを振りかけたサラダの画像

フライドオニオンは、手軽にパッと振りかけるだけでいつもの料理がワンランク上に仕上がる優れもの。まずは、そのまま振りかける基本の使い方についてご紹介していきます。

サラダ

まず最初に試してみていただきたいのが、サラダへのトッピング!パッとフライドオニオンを振りかけるだけで、風味や食感にアクセントが加わって満足感もアップします。洋風、和風、中華どのジャンルの味付けにも合うので、さまざまなシーンに応用できるのも嬉しいポイントです。

カルパッチョ

サラダにトッピングする以外にも、カルパッチョの仕上げにフライドオニオンをかけると、香ばしさが加わってひと味違うおいしさが楽しめます。まぐろやサーモン、ホタテなど、どんな魚介類にも良く合います。見た目もよりおしゃれになるのでおもてなし料理にもおすすめですよ。

カレー

さらに王道でフライドオニオンと合うのが、カレーとの組み合わせです。コクと旨みが加わって奥深い味わいになります。また、トッピングとしてだけでなく、カレーを作るときにたまねぎの代わりにフライドオニオンを加えると、あめ色に炒める手間が省けて時短にもなるのでぜひ試してみてください。

冷奴

意外かもしれませんが、冷奴とフライドオニオンも相性抜群です。カリッとした香ばしいフライドオニオンが良いアクセントになります。ラー油やごま油をかけて中華風にしたり、オリーブオイルをかけて洋風にしたり、簡単にアレンジできておつまみにもぴったりなひと皿が完成します。

◆【フライドオニオンの使い方2】具材や調味料として料理に使う

フライドオニオンが入っているスープの画像

トッピングとしてかけるだけでも食卓の幅が広がるフライドオニオンですが、具材や調味料として活用するのもおすすめなんです。簡単にコクと旨みがアップするので、より一層料理をおいしく楽しめますよ。ここからは、フライドオニオンを使ったレシピのアイディアをご紹介します。

●オニオングラタンスープ

忙しいときにおすすめなのが、火を使わずにささっと作れる、フライドオニオンを使ったオニオングラタンスープです。たまねぎを刻んで炒める手間が省けて時短にもなります。

【材料】(1人分)
フライドオニオン…大さじ1
バケット…3枚(幅1cmスライス)
ピザ用チーズ…20g
熱湯…250ml
こしょう…適量
固形コンソメ…1個

【作り方】
1.耐熱用のスープ皿にフライドオニオンとコンソメを入れ、熱湯を注いでよく混ぜる。
2.1にバケット、チーズの順にのせ、オーブントースターでチーズに焼き目をつける。
3.最後にこしょうを振りかけて完成。

●ハンバーグ

ハンバーグのタネにフライドオニオンを使うと、たまねぎを刻んで炒めたり、冷ましたりする手間がかからないのでおすすめ。混ぜるだけで奥深い味わいに仕上がりますよ。

【材料】(2人分)
合いびき肉…200g
フライドオニオン…20g
パン粉…10g
牛乳…大さじ3
卵…1個
塩…適量
こしょう…適量
バター…10g
料理酒…大さじ1
ケチャップ…大さじ2
ウスターソース…大さじ1
生クリーム…大さじ1(お好みで)

【作り方】
1.パン粉を牛乳で浸し、合いびき肉、フライドオニオン、卵、塩、こしょうを加えて混ぜ合わせる。
2.1をよく捏ねてから4等分し、ハンバーグの形に成型する。
3.フライパンにバターをひき、2を入れて中火で2〜3分加熱する。
4.裏返して両面に焼き目をつける。
5.4に料理酒を加えて蓋をして、弱火で3分ほど蒸し焼きにする。
6.火が通っているか確認してから別皿に取り出しておく。
7.ハンバーグを取り出したフライパンにケチャップ、ウスターソースを加えて中火にかけ、とろみがついたら6にかけ、お好みで上から生クリームをまわしかけて完成。

●オムライス

ふわとろのオムライスには、ザクザクとした食感が楽しいフライドオニオン入りのチキンライスが相性抜群です。香ばしさがぐんとアップします。

【材料】(1人分)
鶏もも肉…1/4枚(約80g)
マッシュルーム…2個
塩こしょう…適量
ご飯…茶碗1杯分
ケチャップ…大さじ2
オイスターソース…小さじ1
中濃ソース…小さじ1
フライドオニオン…大さじ3
卵…2個
塩…適量
無塩バター…10g
ケチャップ…適量

【作り方】
1.マッシュルームは縦半分に切ってからスライスする。鶏肉は1.5cm角に切る。
2.フライパンに油を適量ひき、鶏肉とマッシュルームを炒めて塩こしょうを加える。
3.2にご飯、ケチャップ、オイスターソース、中濃ソースを加えてよく炒め、火を止めてからフライドオニオンを加える。
4.ボウルに卵を割り入れ、塩を軽く加えて溶いておく。
5.フライパンにバターをひき、4を流し入れてから半熟状になったら3を中央にのせて包み、形を整える。
6.器に盛り付け、ケチャップを添えて完成。

●ルーローハン

ルーローハンとは、豚バラ肉をじっくり煮込んで甘辛く仕上げ、煮汁ごとご飯の上にかけて食べる台湾料理のこと。フライドオニオンを加えてさらに深みをもたせてみましょう。

【材料】(1人分)
ご飯…茶碗1杯分
豚バラブロック肉…125g
ゆで卵…1個
チンゲン菜…50g
しょうが…1/2片
にんにく…1/2片
フライドオニオン…大さじ1
八角…1/2個(なくてもOK)
水…200ml
ごま油…大さじ1/2

☆紹興酒または料理酒…大さじ1
☆しょうゆ…大さじ1
☆オイスターソース…大さじ1/2
☆砂糖…小さじ1/2

【作り方】
1.チンゲン菜は、根元を切り落としてから5cm幅に切る。
2.生姜、にんにくはみじん切りにする。豚バラ肉は1㎝角に切る。
3.フライパンにごま油をひき、しょうが、にんにくを入れて香りが立つまで炒める。
4.3に豚バラ肉を加えて、中火で炒める。フライドオニオン、八角も加えてさらに炒める。
5.水、☆、ゆで卵を入れて中火でひと煮立ちさせ、落とし蓋をして弱火で40分ほど煮る。
6.煮汁が半分ほどになったら、チンゲン菜を加えてしんなりするまで中火で加熱する。
7.丼にご飯を盛り付け、6をのせて完成。

●チャーハン

フライドオニオンの歯ごたえがクセになる絶品チャーハンはいかがでしょうか。たまねぎの甘みも加わり、いつものチャーハンがより一層おいしくなります。

【材料】(1人分)
ご飯…茶碗1杯分
卵…1個
長ねぎ…20g
フライドオニオン…大さじ2
オイスターソース…大さじ1
塩…少々
こしょう…少々
サラダ油…大さじ1/2

【作り方】
1.長ねぎはみじん切りにする。
2.ボウルにご飯、卵、フライドオニオン、長ネギ、オイスターソースを入れて良く混ぜておく。
3.中火でフライパンに油をひき、2を入れて炒める。
4.ご飯がパラパラになってきたら、塩こしょうで味を調えて完成。

●カレーピラフ

スパイシーな香りが食欲をそそるカレーピラフに、フライドオニオンを加えれば食感も楽しい一品になります。冷めてもおいしく食べられるので、お弁当用にたくさん作っておくのもおすすめです。

【材料】(1人分)
ミックスベジタブル…20g
ウインナー…2本
バター…10g
酒…小さじ1
塩…少々
こしょう…少々
カレー粉…小さじ1
鶏ガラスープの素(顆粒)…小さじ1/3
ご飯…茶碗1杯分
フライドオニオン…小さじ1

【作り方】
1.ウインナーは薄く小口切りにする。
2.フライパンにバターを入れ、ミックスベジタブルとウインナー、カレー粉を加えて中火で1分ほど炒める。
3.2に鶏ガラスープの素、塩こしょう、酒を加えてさらに1分ほど炒める。
4.火を止めてからご飯とフライドオニオンを加えて混ぜ合わせ、器に盛り付けて完成。

●トマトパスタ

シンプルな味付けのパスタには、フライドオニオンでアクセントを。トマトのほどよい酸味とフライドオニオンの甘味が絶妙にマッチします。

【材料】(1人分)
スパゲティ(乾麺)…100g
たまねぎ…1/4個
薄切りハーフベーコン…2枚
トマト缶…100g
にんにく…1/2片
フライドオニオン…大さじ1
オリーブオイル…大さじ1/2
オレガノ (乾燥)…小さじ1/3
塩…適量
こしょう…適量
オリーブオイル(トッピング用)…適量
粉チーズ…適量

【作り方】
1.たまねぎ、にんにくはみじん切りにする。ベーコンは1㎝幅に切る。
2.フライパンにオリーブオイルをひき、にんにくを加えて香りが立つまで炒める。
3.たまねぎ、ベーコンを加えてさらに炒める。
4.トマト缶とフライドオニオン、オレガノを加えて、サラサラの状態からとろみがつくまで約10分煮詰める。
5.トマトソースができあがるタイミングに合わせて、パッケージに記載されている表示時間どおりにスパゲティを茹でる。
6.4に茹でたスパゲティを加えて混ぜ、塩こしょうで味を調える。器に盛り付けてお好みでオリーブオイルをまわしかけ、粉チーズを振って完成。

◆食卓に取り入れやすいおすすめのフライドオニオン

PATFUTTEフライドオニオン&ナッツの画像

フライドオニオンを使って食卓のバリエーションを広げてみたい方におすすめなのが、ピエトロの「PATFUTTE(パットフッテ)」シリーズ!フライドオニオンをベースにしたトッピング調味料で、パッと振りかけるだけでいつもの料理がワンランクアップします。国産のたまねぎをカリッと揚げたフライドオニオンに、ナッツやガーリック、フルーツ、雑穀など、食感が楽しいさまざまな具材を組み合わせているのがポイント。ラインナップも豊富なので、ぜひお気に入りの1本を見つけてみてください。

◆まとめ

フライドオニオンは、サラダ以外にもカルパッチョやカレー、冷奴など、さまざまな料理に合う万能トッピングです。さらに、トッピングだけではなく具材や調味料として料理に活用すると、深みのある味わいに変化して時短にもつながる優れもの。さまざまなアレンジ法を楽しみながら、フライドオニオンを食卓に取り入れてみてくださいね。

▼監修者プロフィール

小森シェフの画像

小森 幸夫(こもり ゆきお)

1971年3月29日生まれ。
シェフ歴30年以上にのぼるピエトロの名物シェフ。野菜ソムリエの資格も持つ。
ホテル・レストランシェフとして10年経験を積んだ後、縁あってピエトロへ入社。
日々厨房に立ち、商品のアレンジメニューやおいしい食べ方を追求しながら、繊細かつユーモラスなメニューの開発を担当。また、大人向け、子ども向けの幅広いジャンルの料理教室も開催するなど、ピエトロの多くの事業に携わっている。