食パンの冷凍・解凍方法を解説!アレンジレシピ5選もチェック

この記事をシェア

Xで共有する

LINEで送る

Facebookでシェアする

意外と日持ちしない食パン。気付いたら硬くなってしまったり、カビが生えてしまったりした経験はありませんか?鮮度を保ちながら長くおいしく食パンを味わえる方法として、実は冷凍保存がおすすめです。

今回は、食パンを冷凍保存するメリットや保存・解凍のコツ、冷凍後の食パンを使ったアレンジレシピについて解説します。

食パンの冷凍保存がおすすめな理由

保存袋に入れた食パンの画像

食パンをおいしく長持ちさせたいなら、冷凍保存を選ぶのが安心です。

常温に置いた場合、2~3日でカビが発生したり、切り口から乾燥が進んで硬くなったりしてしまいます。

そして、冷蔵庫での保存も実は向いていません。3~5℃という温度帯では、パンに含まれるでんぷんの劣化が早く進むため、せっかくの風味やしっとり感が落ちてしまいます。

その点、冷凍保存なら温度を一気に下げることで劣化を抑えられます。おいしさを2週間から1か月ほど保つことができ、凍ったままトーストもできるので便利です。

焼くと表面はカリッと香ばしく、中はふんわりとした仕上がりになり、買ったときのような味わいを楽しむことができます。

食パンの冷凍保存の方法

冷凍庫に入れる食パンの画像

食パンを冷凍保存するときの手順と、よりおいしく保存するためのコツを紹介します。

基本の手順

適切な方法で冷凍すれば、食パンのふんわり感や風味を2週間から1か月ほど保つことができます。基本の手順は次の通りです。

食パンの冷凍保存の手順

  1. 食パンを1枚ずつラップやアルミホイルでぴったり包む。
  2. 一度に使う枚数ごとにまとめ、フリーザーバッグに入れて空気を抜く。このとき、空気を抜きすぎるとふんわり感が失われるので注意する。
  3. 金属トレイにのせて急速冷凍する。トレイがない場合はそのまま冷凍する。

上手に冷凍するコツ

さらにおいしく冷凍するためには、次のような工夫もおすすめです。

  1. アルミホイルを活用する
    熱伝導率が高いため、短時間で冷凍でき、劣化を防ぎやすくなります。
  2. ラップでしっかり包む
    乾燥や臭い移りを防げるため、長期保存を考えている場合はラップを使うと安心です。
  3. 専用容器を使う
    冷凍庫で他の食品に押されてつぶれてしまう心配があるときは、食パン専用の保存容器を使うときれいな形を保てます。

もし、長期間保存して乾燥してしまったときは、凍ったまますりおろしてパン粉としての活用もできます。工夫して、最後まで無駄なく使い切りましょう。

冷凍食パンの焼き方・解凍方法

レンジに食パンを入れる画像

冷凍した食パンをよりおいしく味わうには、解凍方法や焼き方に工夫が必要です。

冷凍食パンのおいしい焼き方

冷凍した食パンは、凍ったままトーストしておいしく食べられます。次の手順で焼きましょう。

 

冷凍食パンを焼く方法

  1. トースターを200℃で3分ほど予熱する。
  2. ラップやアルミホイルを外し、凍ったままの食パンを入れる。
  3. 200℃で約4分焼く。

あらかじめ予熱をし、表面を高温で短時間のうちに焼き上げることで水分が逃げにくくなり、食パンが硬くならずにふんわり感を楽しめます。

忙しい朝でもこの方法を取り入れれば、冷凍した食パンを焼き立てのように味わうことができます。

焼かずに食べたいときの解凍方法

サンドイッチなど食パンをそのまま使いたいときは、次のような方法で解凍します。

常温で自然解凍する方法

  1. ラップやアルミホイルに包んだままの状態で冷凍庫から取り出す。
  2. 室温で1~2時間置いて自然解凍する。
  3. 解凍後はそのまま食べるか、軽くトーストして風味を引き出す。

電子レンジで解凍する方法

  1. ラップに包んだままの冷凍食パンを電子レンジに入れる。アルミホイルで冷凍した場合は、ラップに包み直す。
  2. 500Wで20秒加熱する。
  3. 温まりが足りない場合は10秒ずつ追加して調整する。

食パンのアレンジレシピ5選

冷凍保存した食パンを簡単においしく活用できるアレンジレシピを5つ紹介します。忙しい朝やランチにも大活躍です。

トマトガーリックピザトースト

トマトガーリックピザトーストの画像

ガーリックの香りとトマトの旨みが絶妙なピザトーストです。「おうちパスタ トマトガーリック」を使用することで、手軽に本格的な味わいを楽しめます。

材料(2人分)

作り方

  1. ベーコンを細切りにし、たまねぎ、ピーマンはそれぞれ2mm幅の厚さに切る。
  2. 凍ったままの食パンにおうちパスタをかけ、その上に1の具材とチーズをのせる。
  3. 230℃に予熱したトースターで4~5分焼く。

加熱が足りないときは、様子を見ながら少しずつトースト時間を追加しましょう。具材が先に焦げそうなときは、上からアルミホイルをふんわり被せると焼き目を調整できます。

ふわふわたまごサンド

ふわふわたまごサンドの画像

はんぺんを使ってレンジで簡単に作れる、ふわふわ食感のたまごが魅力のサンドです。和風しょうゆドレッシングでコクのある仕上がりになります。

材料(2人分)

作り方

  1. ボウルに細かくちぎったはんぺん、牛乳、はちみつを入れホイッパーですりつぶし、ドレッシング、卵を入れて混ぜる。
  2. 1を耐熱容器に入れ、蓋をのせて500Wの電子レンジで2分加熱する。
  3. 一度取り出しフォークで均一に混ぜ、再度蓋をのせて500Wで1分30秒加熱する。レンジから取り出したら5分置き、余熱で火を通す。
  4. 解凍した食パンにバターを塗り、2を挟み食べやすくカットする。

※このレシピははちみつを使用しているため、1歳未満のお子様には与えないでください。

トマトのドレッシングトースト

トマトのドレッシングトーストの画像

シンプルながらもトマトの甘みとドレッシングの風味のバランスが抜群の一品です。ほんのりと効いたしょうゆの香ばしさがクセになります。

材料(1人分)

作り方

  1. ざく切りにしたトマトにドレッシングを絡める。
  2. 凍ったままの食パンに1とチーズをまんべんなくのせる。
  3. 200℃に予熱したトースターで4~5分、全体がこんがりするまで焼く。

ピエトロ風さばサンド

ピエトロ風さばサンドの画像

まろやかなしょうゆとしょうがの風味がアクセントになった、栄養満点のさばサンドです。マンネリになりがちなサンドイッチのレパートリーが広がります。

材料(2人分)

作り方

  1. たまねぎは薄切りにして水にさらし、水気をしっかり切る。
  2. さばは塩をふって10分ほど置き、出てきた水分を拭き取る。
  3. 油を熱したフライパンでさばを焼き、ドレッシングとしょうがを加えて味付けする。
  4. 200℃に予熱したトースターで凍ったままの食パンを4~5分焼き、1と3を挟んで半分に切る。

ドレッシングとツナ缶のチーズサンド

ドレッシングとツナ缶のチーズサンドの画像

ツナ缶とドレッシングをあわせた簡単でおいしいツナサンドです。アクセントのクリームチーズでコクがありながらも重すぎず、あとひくおいしさになっています。

材料(2人分)

作り方

  1. ツナ缶の中身をボウルに入れ、ドレッシング(具材用)を加えてよく混ぜ合わせる。
  2. 1にクリームチーズを手でちぎって入れ、ゴムベラなどで軽くつぶしながらさらによく混ぜ合わせる。
  3. 解凍した食パン4枚の片面にドレッシング(食パン用)を回しかけ、そのうちの2枚に2をのせて中央が多めになるよう全体に塗り広げ、残りの食パンでそれぞれサンドする。
  4. ラップの上に3をのせてきつめに包み、冷蔵庫で20~30分休ませる。
  5. 休ませたらラップごと半分に切る。

まとめ

食パンは常温や冷蔵よりも冷凍保存が適しており、劣化を抑えて2週間~1か月おいしさをキープできます。ラップやアルミホイルで1枚ずつ包み、正しく解凍・焼くことで、買ったときのような風味を再現できます。

冷凍後もさまざまなアレンジレシピでおいしく楽しめるので、日常の食卓にぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。

監修者プロフィール

小森 幸夫(こもり ゆきお)

1971年3月29日生まれ。 シェフ歴30年以上にのぼるピエトロの名物シェフ。野菜ソムリエの資格も持つ。 ホテル・レストランシェフとして10年経験を積んだ後、縁あってピエトロへ入社。 日々厨房に立ち、商品のアレンジメニューやおいしい食べ方を追求しながら、繊細かつユーモラスなメニューの開発を担当。また、大人向け、子ども向けの幅広いジャンルの料理教室も開催するなど、ピエトロの多くの事業に携わっている。

この記事をシェア

Xで共有する

LINEで送る

Facebookでシェアする

TOP すべての記事 食パンの冷凍・解凍方法を解説!アレンジレシピ5選もチェック

PICK UP

ピックアップ