トマトは冷凍保存できる!冷凍するメリットやおすすめのレシピを紹介

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真っ赤なトマトはさまざまな料理に使えて、彩りのアクセントにもなるため、まとめて買い置きをしているという方も多いのではないでしょうか。

とはいえ、「使い切れずに余ったトマトが気付いたら傷んでしまっていた…」なんてことになるともったいないですよね。今回は、トマトを冷凍保存する方法や冷凍するメリット、おすすめのレシピまでご紹介します。

トマトを冷凍保存する方法

トマトの画像

 

トマトは新鮮なうちに冷凍しておくと、長期間保存できておいしさが長持ちします。ここではトマトを冷凍保存する方法をご紹介します。

丸ごと冷凍する方法

トマトを大量に購入した場合やすぐに使わないときは、早めに冷凍保存することをおすすめします。

 

【丸ごとの場合の冷凍手順】

 

  1. トマトを軽く洗って水気を拭き取る。
  2. ヘタを包丁でくり抜く。
  3. 2を冷凍用保存袋に入れ、空気を抜いて密閉する。
  4. ヘタを下にして冷凍庫に入れる。

 

トマトのヘタの部分は雑菌が繁殖しやすいため、取り除いてから保存しましょう。包丁の刃先を使うとくり抜きやすくなります。

 

冷凍保存したトマトは約1か月間保存できます。使うときは必要な分だけ取り出して調理しましょう。

カットして冷凍する方法

トマトをカットしてから冷凍保存すると、そのまま使えるので調理時間を短縮できます。

 

【カットする場合の冷凍手順】

 

  1. トマトを洗いヘタを取り除いてからカットし、余分な水気を軽く拭き取る。
  2. 冷凍用保存袋にトマトが重ならないように入れ、空気を抜いて密閉する。
  3. 2を冷凍庫に入れる。

 

トマトを保存する際、ざく切りやくし切りなど調理しやすい大きさにカットしておくと使いやすくなります。トマトの種やゼリー状の部分には酸味と旨みが凝縮しているので、取り除かずに冷凍しましょう。

 

トマトを冷凍するときは、重ならないように並べておくと使う分だけ取り出しやすくなります。

ミニトマトを冷凍保存する方法

余ってしまったミニトマトも丸ごと冷凍保存しておくと、長期間おいしさをキープできます。

 

【ミニトマトの冷凍手順】

 

  1. ミニトマトのヘタを取り除き、水洗いする。
  2. キッチンペーパーで水気を拭き取る。
  3. 冷凍用保存袋にミニトマトが重ならないように並べ、空気を抜いて冷凍保存する。

【冷凍トマト】調理にもメリットがある

トマトの皮をむく画像

 

冷凍トマトのメリットは日持ちしやすくなるだけではありません。ここでは調理時の冷凍トマトのメリットをご紹介します。

皮がむきやすい

丸ごと冷凍したトマトは、水にさらすだけでツルンと簡単に皮がむけます。湯むき用のお湯を準備したり直火であぶったりする必要もありません。面倒な下処理をせずに済むので時短になります。

旨み・栄養価をキープできる

トマトは冷凍することで旨みや栄養価をキープできます。また、トマトを凍らせると細胞が壊れて、旨み成分のグルタミン酸が料理にぐっと溶け出しやすくなります。

 

収穫後のトマトは時間の経過とともに鮮度が落ちてしまうので、すぐに使わないときは早めに冷凍保存して栄養価をキープしましょう。

そのまま調理できる

冷凍トマトを解凍すると水分と一緒に旨みや栄養素が流れ出てしまうため、凍ったまま調理しましょう。冷凍のまま使うことで解凍する手間が省け、旨みも余さずに凝縮できます。

 

また、冷凍トマトは解凍しても生のような食感には戻りません。煮崩れもしやすいので加熱料理がおすすめです。そのまま使うと味がなじみやすく、スープや煮込み料理、トマトソースなどにするとおいしく食べられます。

 

さらに、加熱することでトマトの栄養素であるリコピンが吸収されやすくなります。リコピンは生のまま食べると吸収されにくい性質がありますが、加熱するとトマトの細胞壁が柔らかくなり、リコピンの吸収率が高まりますよ。

冷凍トマトを使ったレシピ3選

冷凍トマトは解凍せず凍ったまま使えるため、調理時間を短縮できます。栄養価が高く旨みたっぷりの冷凍トマトをさまざまな料理にアレンジしてみてくださいね。

 

ここでは、冷凍トマトを使ったレシピをご紹介します。

魚介のバジルスパゲティ

魚介のバジルスパゲティの画像

 

トマトと魚介の旨みが溶け込んだバジルソースのパスタです。レストランのような味わいを自宅で簡単に再現できます。

 

材料(1人分)

作り方

  1. スパゲティを茹でる。
  2. いかを輪切りにする。
  3. フライパンにオリーブオイルをひいて中火で熱し、むきえび、むきあさり、いかを加えて炒める。
  4. 火が通ったら冷凍ミニトマト(丸のまま)と「おうちパスタ バジル」を加えて加熱する。
  5. 4にゆでたスパゲティを加えてよく混ぜ合わせて、器に盛り付ける。
  6. お好みでバジルの葉や「PATFUTTE フライドオニオン&ナッツ」をトッピングする。

魚介の代わりにベーコンやソーセージ、ツナ缶などを使ってもおいしく食べられますよ。

海老チリ風味

海老チリ風味の画像

 

プリプリの海老とトマトの酸味がきいたチリソースが食欲をそそる一品です。ピエトロの辛味調味料「CHILLIES!(チリーズ)」を使うと、ピリッと旨辛いチリソースが簡単につくれますよ。

 

材料(2人分)

  • 海老…6尾
  • たまねぎ…50g
  • 冷凍トマト…1/2個
  • トマトケチャップ…大さじ1.5
  • ピエトロ CHILLIES!(辛味調味料)…適量
  • サラダ油…適量
  • パセリ…適量

作り方

  1. たまねぎは粗みじん切り、冷凍トマトは流水にさらして皮をむき、半解凍状態のままざく切りにする。
  2. フライパンに油をひいて中火で熱し、殻をむいた海老とたまねぎを加えて中火で炒める。
  3. 2に火が通ったらトマトを加えて炒める。
  4. トマトケチャップと「ピエトロ CHILLIES!」を加えて味を調える。

ミートソースのライスピザ

ミートソースのライスピザの画像

 

ご飯が残ってしまったときは、ライスピザにアレンジしてみるのはいかがでしょうか。カリッと香ばしく焼いたご飯と、トロッととろけるトマトとチーズの濃厚な味わいが相性抜群です。

 

材料(1人分)

作り方

  1. 下準備:オーブンを220℃に予熱しておく。
  2. 冷凍トマトは流水にさらして皮をむき、半解凍状態のまま薄切りにする。
  3. ご飯とパスタソースを混ぜ合わせる。
  4. クッキングシートを敷いた天板の上で、3を1㎝ほどの厚さになるよう丸型に広げる。
  5. 4の上にトマトとチーズをのせて、220℃のオーブンで約15分焼く。
  6. チーズがとけたら、器に盛り付ける。

まとめ

トマトを使い切れないときは冷凍保存しておくのがおすすめです。長期保存できるだけでなく、旨みや栄養価もキープできます。冷凍したトマトは水にさらすと簡単にトマトの皮がむけるので、面倒な湯むきの手間もかかりません。

 

また、凍ったまま加熱調理に使えるので時短にもつながりますよ。ぜひトマトの冷凍保存も活用して、さまざまな料理にチャレンジしてみてくださいね。

監修者プロフィール

小森 幸夫(こもり ゆきお)

1971年3月29日生まれ。 シェフ歴30年以上にのぼるピエトロの名物シェフ。野菜ソムリエの資格も持つ。 ホテル・レストランシェフとして10年経験を積んだ後、縁あってピエトロへ入社。 日々厨房に立ち、商品のアレンジメニューやおいしい食べ方を追求しながら、繊細かつユーモラスなメニューの開発を担当。また、大人向け、子ども向けの幅広いジャンルの料理教室も開催するなど、ピエトロの多くの事業に携わっている。

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