レタスはシャキシャキとした食感が魅力ですが、保存方法を間違えるとすぐにしなびたり、傷んでしまったりしやすい野菜です。「すぐに使い切れない」「長持ちさせるコツを知りたい」と感じている方も多いのではないでしょうか。実は、レタスは状態や用途に合わせて保存方法を変えることで、鮮度をより長く保つことが可能です。
今回は、冷蔵・冷凍それぞれの保存手順と、長持ちさせる裏ワザを詳しく解説します。
レタスの冷蔵保存の方法

レタスは水分が多く、保存方法を間違えるとすぐにしなびたり傷んだりしやすい野菜です。サイズや状態に合わせて保存方法を変えることで、シャキッとしたみずみずしさを保てます。
ここでは、レタスを「まるごと」「半分」「ちぎった状態」の3つに分けて、鮮度を逃さない基本的な冷蔵保存の方法を紹介します。
方法1. まるごと保存する方法(保存目安:約1週間)
丸ごとのレタスは、乾燥を防ぎながら保存するのがポイントです。
まるごと保存する手順
- レタスをポリ袋に入れるか、全体をラップで包む。
- ラップの場合は、一周巻いた後90度回転させ、もう一度一周させて十字に包む。
- 芯を下にして、冷蔵庫の野菜室に立てて保存する。
空気に触れるのを防ぐことで、水分が逃げにくくなります。
方法2. 半分を保存する方法(保存目安:2~3日)
カットしたレタスは、切り口の保護が重要になります。
半分にカットしたレタスの保存手順
- 半分に切ったレタスの断面を、濡らしたキッチンペーパーで包む。
- その上からポリ袋に入れるか、ラップで包む。
- 冷蔵庫の野菜室で保存する。
切り口から赤く変色しやすいため、なるべく早めに使い切りましょう。
方法3. ちぎった状態で保存する方法(保存目安:3~4日)
すぐ使える状態で保存したい場合に向いている方法です。
ちぎったレタスの保存手順
- レタスを食べやすい大きさにちぎり、保存容器に入れる。
- レタスがかぶる程度まで水を注ぎ、フタをする。
- 冷蔵庫で保存し、水は毎日取り替える。
ただし、水に浸す時間が長いと栄養が流出しやすいため、早めに食べ切るのがおすすめです。
レタスの冷蔵保存で長持ちさせる2つの裏ワザ

レタスをできるだけ長く新鮮な状態で楽しみたいなら、ひと工夫を加えた保存方法がおすすめです。どちらも家庭にある身近な道具や食材で簡単にでき、ほとんど手間がかかりません。ここでは、レタスを玉のまま冷蔵する場合で、保存期間をぐっと延ばせる2つの裏ワザを紹介します。
芯につまようじを刺す(保存目安:2週間)
レタスの芯には成長を続けようとする細胞が集まっています。そこに刺激を与えることで成長を抑え、鮮度を長く保てます。
芯につまようじを刺す保存手順
- レタスの芯の部分に、三角形を作るように3本のつまようじを刺す。
- 全体をキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫で保存する。
この方法を使うと、レタスはおよそ2週間新鮮さを保てます。使うときは外側の葉から順にはがしていくと、さらに長持ちします。
芯に小麦粉を塗る(保存目安:2~3週間)
小麦粉を使った方法は、水分の蒸発を防ぎたい場合に向いています。芯から水分が抜けてしまうのを抑えることで、しおれにくくなります。
芯に小麦粉を塗る保存手順
- レタスの芯を包丁で少し切り落とす。
- 切り口に小麦粉をまぶす。
- ポリ袋に入れて口をしっかり閉じ、芯を下にして冷蔵庫で保存する。
外側の葉から使っていけば、2~3週間保存できます。
長く保存しやすいレタスの選び方

レタスをできるだけ長持ちさせるには、保存方法だけでなく、購入時の選び方も大切です。新鮮なレタスを選ぶことで、冷蔵保存中の劣化を抑えやすくなり、おいしさもキープしやすくなります。ここでは、スーパーで迷わず選べるポイントを紹介します。
1.カットされていない楕円形のものを選ぶ
レタスは、カットされていない玉のままのものを選ぶのが基本です。切り口がない分、酸化や乾燥が進みにくく、保存期間も長くなります。
また、形にも注目してみましょう。高さがありすぎるものより、ほど良く横に広がった楕円形のレタスは、葉のやわらかさのバランスが良く、風味や食感が良いといわれています。
2.葉に張りがあって鮮やかなものを選ぶ
新鮮なレタスは、葉全体に張りがあり、色も鮮やかです。葉先までピンとしたものは、水分をしっかり含んでいる証拠です。
一方で、葉がしんなりしているものや、破れている部分が多いもの、芯が赤く変色しているものは、時間が経って鮮度が落ちている可能性があります。見た目をよく確認して選びましょう。
3.やわらかく巻いているものを選ぶ
レタスは、葉がぎゅっと詰まったものよりも、ふんわりとやわらかく巻いているものがおすすめです。葉と葉の間にほど良い空気が含まれていると、食感が良くなります。
ただし、持ったときに極端に軽く、すかすかしているものは、育ちが十分でない場合もあるため、重さとのバランスを意識して選びましょう。
【長期保存・加熱調理向き】レタスの冷凍保存の方法
さらにレタスを長期間保存したい場合は、冷凍保存が便利です。冷凍する際は、使いやすさと品質を保つために、ちぎった状態にしてから保存するのが基本になります。
シャキシャキ感は失われてしまうため生食には不向きですが、スープや炒め物などの加熱調理には問題なく使えます。
レタスを冷凍保存する手順
- レタスを洗い、水気をしっかり切ってから食べやすい大きさにちぎる。
- 冷凍用保存袋に入れ、空気を完全に抜かず、少し残した状態で口を閉じる。
- 金属トレイにのせるか、アルミホイルで包んで冷凍庫に入れる。
急速に冷凍することで食感の劣化を抑えやすくなります。この方法なら約1か月保存が可能です。
▼冷凍レタスの活用方法はこちらを参考にしてみてください
「レタスは冷凍できる?長期保存のコツと冷凍レタスの活用レシピ4選」
まとめ
レタスは、まるごと・半分・ちぎった状態など、形に応じた保存方法を選ぶことで、より長くみずみずしさを保てます。さらに、芯につまようじを刺したり小麦粉を使ったりする裏ワザを取り入れれば、保存期間を大きく延ばすことも可能です。冷凍保存を活用すれば長期保存や加熱調理にも役立ちます。レタスの特性を理解して、無駄なくおいしく使い切りましょう。
監修者プロフィール

小森 幸夫(こもり ゆきお)
1971年3月29日生まれ。 シェフ歴35年以上にのぼるピエトロの名物シェフ。野菜ソムリエの資格も持つ。 ホテル・レストランシェフとして10年経験を積んだ後、縁あってピエトロへ入社。 日々厨房に立ち、商品のアレンジメニューやおいしい食べ方を追求しながら、繊細かつユーモラスなメニューの開発を担当。また、大人向け、子ども向けの幅広いジャンルの料理教室も開催するなど、ピエトロの多くの事業に携わっている。




