この記事をシェア

辛いものが食べたい時は満足するまで食べ続けても良い?

とうがらしの画像

ふとした時に、辛いものが無性に食べたくなることはありませんか?とはいえ、辛いものを食べすぎても大丈夫かなと心配になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

もちろん、食べすぎると身体に悪影響を与えてしまう場合もありますが、食べ方を工夫すればおいしく安全に楽しむことができます。この記事では、辛いものが無性に食べたくなる理由や、おいしく楽しむための注意点をご紹介するので参考にしてみてくださいね。

◆辛いものがクセになるのはなぜ?

キムチチゲの画像

無性に辛いものが食べたくなる瞬間は、暑さや寒さなどに関係なく突然やってくるもの。まずは、辛いものをやみつきになるほど欲してしまう理由を解説していきます。

幸福感をもたらす効果があるとされている

今まではピリ辛料理でも満足していたのに、気付けば激辛料理じゃないと物足りなくなってしまった…という経験はありませんか?普段から辛いものが好きでよく食べる方は、さらなる刺激を求めてより辛いものを欲してしまう傾向があります。

このように、知らず知らずのうちにより強い辛みを求めてしまうのは、私たちの脳の働きと関係があります。まず、辛いものを食べると、脳内からβ-エンドルフィンというホルモンが分泌されます。このホルモンには、ストレスを和らげたり幸せな気持ちにさせたりする効果があります。

また、β-エンドルフィンによって幸福感が増すと、脳からさらに興奮作用のあるドーパミンというホルモンも分泌されます。ドーパミンが分泌されると、食べれば食べるほど気分が良くなり、「もっと辛いものが食べたい!」と感じるようになります。

このサイクルを繰り返すことで、『辛いものを食べると、幸せな気分を味わえる』と脳が認識し、辛いものがクセになってしまうのです。

唐辛子をたっぷりかけて激辛ラーメンにしたり、汗が吹き出すほど辛いカレーを注文したりするのは、β-エンドルフィンやドーパミンの影響といえるでしょう。

ストレスを感じている場合もある

また、無性に辛いものが食べたくなるのはストレスが溜まっているサインかもしれません。ストレスを感じた時、脳はそれを解消しようとして無意識に別の刺激を求めるようになります。

辛いものを食べると舌や喉がピリピリしますよね?こうした新しい刺激に集中させてしまうことで、ストレスを忘れてしまうように脳が働きかけているのです。

辛いものを欲する原因がストレスにある場合、辛いものがおいしいから食べるというより、刺激を求めて食べているという可能性もあります。さらに、辛いものでストレスに対処できた記憶が生まれると、ストレスが溜まるたびに辛いものを食べたくなってしまうのです。

また、辛いものを食べて汗をかくと爽快感が感じられるので、より一層辛いものが食べたくなるケースもあります。

◆辛いものを満足するまで食べても問題ない?

喉を触る女性の画像

辛いものが好きな方にとっては、このまま辛いものを食べ続けてもよいのか、辛味が強すぎるものを思うままに食べても大丈夫なのか気になるところですよね。ここからは、辛いものを食べる時の注意点や、安心して楽しむためのポイントをご紹介します。

のどや胃が荒れるため注意が必要

まず前提として、辛い食べものは適量を楽しむことができればストレスの解消になります。そのうえ、代謝を上げてくれたり、食欲増進にもつながったりするなど、嬉しい効果もたくさんあります。

しかし、強すぎる辛みは身体に負担をかけてしまうため、体調が優れない時や刺激を感じやすい子どもなどは控えた方が無難です。小さい子どもがいるご家庭では、唐辛子や辛い加工食品などを誤って食べたり飲んだりしないように、手の届かない場所に置きましょう。

辛いものを食べると口の中がピリピリしますが、これは唐辛子などに含まれるカプサイシンという辛み成分によるもの。実は、ピリピリ感じる口の中だけでなく、飲み込んだあとも身体の中の消化器官全体に刺激を与え続けています。

そのため、カプサイシンを摂りすぎると胃腸への刺激が強まり、お腹が痛くなったり下痢になったりする原因につながるので、食べる量には注意が必要です。

また、のどの気管支もカプサイシンの刺激を受けることで、人によっては咳やぜんそくが悪化してしまうこともあるため注意しましょう。

辛いものを安心して楽しむ工夫

女性が指を指している画像

とはいえ、刺激の感じ方や影響の度合いは体質によって人それぞれ。ちょっとした工夫で安心して楽しむことができるので、まずは「食べすぎていないかな?」と意識することから始めてみましょう。一度にたくさん口にするのではなく、少しずつ食べ始めて自分の体質や体調に合った辛さを把握することが大切です。

例えば、最初から辛い味付けにするのではなく、後がけできる辛みソースを用意するなど、自分で辛さを調整できる食べ方を探すのもひとつの手ですよ。

また、刺激となる成分を身体に吸収させにくくするのも有効です。辛いものを食べる前に牛乳・ヨーグルト・チーズなどの乳製品を摂ったり、消化酵素が多く含まれる生野菜のサラダを一緒に食べたりするのも良いでしょう。

◆辛いものが食べたい時におすすめの調味料

辛いものが食べたくなったら、ひとふりでいつもの料理を“旨辛”に味変できるピエトロの赤唐辛子ソース「CHILLIES!(チリーズ)」がおすすめです。後がけのソースなので少しずつ量を調整でき、自分に合った辛さで料理を楽しむことができます。

チリーズの画像

CHILLIES!(チリーズ)」は「自家製唐辛子ソース」と、唐辛子を揚げて香ばしさをプラスした「自家製唐辛子オイル」の、2種類の辛みをブレンドしています。

隠し味に昆布茶を加えることで、辛さだけでなく旨みが広がるおいしさを追求したソースなので、激辛までの辛さは不安な方にもぴったり。酸味がなく和食・洋食・中華のどの料理にも合わせられるので、毎日の食事に取り入れやすく、バリエーションも広がりますよ。

シンプルな冷奴にかけてピリ辛なアクセントを楽しんだり、鶏肉に漬け込んで旨辛味の唐揚げにしてみたり、アレンジは無限大。1本常備しておけば、色々な料理に活躍してくれるはずです。

◆まとめ

辛いものが無性に食べたくなるのは、幸せを感じさせるホルモンの働きやストレスが関係しています。そして、辛いものを食べることで、ストレス解消にもつながることが分かりました。

一方で、刺激にもなってしまう辛い食べものは、自分にあった辛さを見極め適切な量で楽しむことが大切です。体調が悪い時は辛い食べものを控えるようにしましょう。

辛いものが食べたい時は、自分で量を調整できる後がけのソースを活用するなど工夫しつつ、おいしく楽しんでくださいね。