盛り付けの基本は3つ!おしゃれな盛り付けにするためのアイデアも紹介

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料理は味だけでなく見た目の美しさも大切です。SNS映えするような、おしゃれな盛り付けに憧れる方もいらっしゃるのではないでしょうか。実は、ちょっとした工夫で、いつもの料理をもっとおいしそうに見せることができます。今回は簡単にできる盛り付けのコツと、すぐに役立つアイデアを紹介します。

盛り付けの基本的なコツ

料理がお皿に盛り付けられている画像

料理をおいしそうに見せるコツは、「彩り・高さ・バランス」の3つを意識することです。まずは基本的な盛り付けのコツを紹介します。

彩りを意識する

料理でまずぱっと目に入るのが彩りです。彩り豊かな盛り付けにすると見た目が華やかになり、料理がさらにおいしそうに感じられます。特に、赤(トマト、パプリカなど)・黄(レモン、コーンなど)・緑(ブロッコリー、きゅうりなど)の3色の食材を意識して料理に取り入れるのがおすすめです。このように料理にメリハリをつけることで、見た目だけでなく栄養バランスも整いやすくなります。

色の違う食材を組み合わせたり、付け合わせにパセリやハーブなどを添えたりしながら、色彩を上手に取り入れましょう。

高さをプラスする

料理を盛り付けたときに高低差があると、料理に立体感が出て見栄えが良くなります。例えば、天ぷらを立てかけたり、パスタをクルクルとねじりながら盛って高さを出したりするなど、少しの工夫で料理がぐっとおしゃれに見えます。

特に、プレートや平皿など浅めの器を使うときは高さを意識して盛り付けることが大切です。ご飯を高く盛り付けたり、食材を積み重ねたりすることで、料理がより引き立ちます。

バランスを整える

お皿に盛り付けられた料理の量と余白のバランスは、全体の印象を大きく左右します。例えば、フランス料理のように余白を多めにした盛り付けにすると、上品で洗練された印象になります。スタイリッシュに盛り付けたいときは、3割~6割程度の余白を残すように心がけましょう。

一方で、大人数のパーティーなどでダイナミックな印象にしたいときは、料理をぎっしりと盛り付けて余白を少なめに調整するのがおすすめです。

また、ワンプレートにすると、さまざまな料理を同時に楽しめるので、カフェのようなカジュアルな印象になります。相手の好みや食事の雰囲気に合わせて、余白のバランスを考えましょう。

よりおしゃれに盛り付けるためのアイデア

料理がお皿に盛り付けられている画像
「彩り・高さ・バランス」の基本的な盛り付けのコツに加えて、食器や調理器具、食材の切り方や並べ方も意識することで、より一層おしゃれな印象になります。ここでは盛り付けにさらに工夫を凝らすためのアイデアを紹介します。

食器に変化をつけてみる

器ひとつで料理の見え方がガラリと変わります。盛り付ける際、食器の色や素材にこだわってみるのもおすすめです。

色を変える

料理の色みが足りないと感じたときは、食器の色を変えてみるのもおすすめです。例えば、黒い食器は料理をモダンに演出するだけでなく、食材の色を引き立て、スタイリッシュな印象を与えます。ステーキやローストビーフなどお肉の赤や、緑黄色野菜の鮮やかな色みなど、黒色の器は強い色の料理ととても相性が良いです。

また、白や黒だけでなく、カラフルな器を使うと料理の印象にぐっと変化が出ます。料理に合わせやすい色として、緑や茶色、そして意外かもしれませんが青色の器もおすすめです。青は食材にあまりない色であるため、料理の色合いを邪魔することなく食卓を引き立ててくれますよ。

素材を変える

食器の素材を変えるだけでも、おしゃれな雰囲気になります。ガラスの食器に冷製パスタなどを盛り付けると、涼やかな印象を与えられ、生ハムやチーズなどを並べれば華やかさを添えられます。

他にも、木の板や器に盛り付けると温かみのある雰囲気になり、使うだけでどんな料理でもおいしそうに感じられるでしょう。

食器以外に盛り付ける

スキレットは熱々の料理を食卓で楽しめる調理器具ですが、おしゃれな器としても活用できます。グツグツと熱したアヒージョをテーブルに運べば、一気に食卓が華やかになります。

スキレットで調理したオムレツやパエリアも、そのまま食卓に置けるので、パーティーメニューにおすすめです。

食材の切り方や並べ方を工夫する

食器や食材の選び方だけでなく、切り方や並べ方も工夫しましょう野菜などを星型にくり抜いたり、きゅうりに切り込みを入れて花形にしたりするなど、いつもと違った切り方にすることで、見た目が華やかになります。

また、規則的なルールをつくって食材を並べると、見栄えが良くなります。例えば、丸いお皿に丸く盛る、お皿の中心から上下左右が対称になるよう並べるなど、1つのお皿の中でのルールをつくるとバランスの良い配置になるのでおすすめです。

盛り付けのポイントを活かせるレシピ

盛り付けのポイントは、「彩り・高さ・バランス」を整えることです。その他にも、食器の素材や食材の切り方など、これまでお伝えしたポイントを押さえられるレシピを紹介します。

ジューシーローストチキン

ジューシーローストチキンの画像
外はカリッと香ばしく、中はふっくらジューシーな手羽元のローストチキンは、子どもから大人まで楽しめる人気メニューです。お皿の中心を高くするように盛り付けて、見た目を華やかに仕上げましょう。

材料(2人分)

作り方

  1. ビニール袋に鶏手羽元とドレッシング大さじ4を入れてから、味を馴染ませるために30分以上漬け込む。
  2. じゃがいもは良く洗ってから、皮ごと1cm幅の輪切りにする。
  3. オーブントースターにアルミホイルをひき、1と2を並べて約30分加熱する。途中で何度かひっくり返しながら、全体に火が通るように焼いていく。
  4. 2にドレッシング大さじ1を加え、絡めながらこんがり焼く。
  5. ミニトマトをオーブントースターに入れ、表面の皮が破けたら取り出し、鶏手羽元を立てかけるようにして高さを出しながら器に盛る。

リース風サラダ

リース風サラダの画像
いつものサラダをリング状に盛り付ければ、パーティーやおもてなしメニューに早変わりします。パプリカを星型にして、生ハムを花のようにくるくる巻けば、可愛らしいサラダが作れます。丸いお皿に円を描くように並べましょう。

材料(2人分)

作り方

  1. リーフレタスをよく洗い、食べやすい大きさに切る。
  2. パプリカを星型にくり抜く。
  3. 耐熱皿に小房にわけたブロッコリーをのせ、ふんわりとラップをかけて、500Wの電子レンジで約1分加熱する。
    ※お好みの硬さにあわせて加熱時間を調整してください。
  4. 丸い器にリーフレタスをリング型になるよう盛り付ける。
  5. 3の上にミニトマト、パプリカ、ブロッコリー、くるくると巻いた生ハムを飾りドレッシングをかける。

サーモンとカラフルトマトのさわやかレモンちらし

サーモンとカラフルトマトのさわやかレモンちらしの画像
赤・黄・緑の3色が揃った具だくさんでカラフルなレモンちらしです。豪華な見た目でおもてなしやパーティーにもおすすめです。四角い木の器を使うと、あたたかみもありつつ洗練された印象になります。器の四角に対して、食材は丸く切り揃えてインパクトを出しましょう。

材料(2人分)

作り方

  1. サーモンを1cmの厚さにスライスし、丸型にくり抜いておく。残りは細かく切っておく。
  2. 2.ごはんを炊いて粗熱を取り、【ごはん用】のドレッシングと1で細かく切ったサーモンを混ぜ合わせ、15分ほど冷ましておく。
  3. ズッキーニを3mm幅の輪切りにし、水にさらす。水気を切って【マリネ用】のドレッシングでマリネする。
  4. 2を器に盛り付け、3を敷き詰める。さらにスライスしたトマトとサーモンをバランス良くのせて完成。

まとめ

おしゃれに盛り付ける基本的なコツは、「彩り・高さ・バランス」の3つを意識することです。ほかにも、食器の色や素材を変えたり、調理器具を食器に見立てたり、食材の切り方や並べ方を工夫するのもおすすめです。

盛り付けの練習をしたいときは、ぜひ今回紹介したレシピで試してみてください。

監修者プロフィール

小森 幸夫(こもり ゆきお)

1971年3月29日生まれ。 シェフ歴30年以上にのぼるピエトロの名物シェフ。野菜ソムリエの資格も持つ。 ホテル・レストランシェフとして10年経験を積んだ後、縁あってピエトロへ入社。 日々厨房に立ち、商品のアレンジメニューやおいしい食べ方を追求しながら、繊細かつユーモラスなメニューの開発を担当。また、大人向け、子ども向けの幅広いジャンルの料理教室も開催するなど、ピエトロの多くの事業に携わっている。

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