白菜の保存方法は3つ!冷蔵・冷凍・常温それぞれの手順を紹介

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「旬の時期に白菜をたくさん買ったけれど、食べ切れずに余らせてしまった」という経験はありませんか。白菜は正しい方法で保存すれば、みずみずしさが長持ちし、さまざまな料理に活用できます。今回は、白菜の保存方法を、冷蔵・冷凍・常温の3つのパターンに分けて解説します。それぞれの保存期間の目安や、白菜を使った簡単レシピも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

白菜の保存方法1.冷蔵保存(保存期間:1週間程度)

白菜の画像

1/2や1/4など、カットされた状態で売られていることも多い白菜。カットされた白菜をすぐに食べきる場合は、冷蔵庫の野菜室で保存するのがおすすめです。冷蔵で1週間ほど鮮度を保つことができます。白菜を冷蔵保存する方法は、次の通りです。

【冷蔵保存方法】

  1. 濡らしたキッチンペーパーで、白菜の切り口を覆う。
  2. 白菜全体をラップで包む。
  3. 2を食品保存用袋に入れてから、冷蔵庫の野菜室に保存する。

白菜の芯を取ってから保存すると成長スピードを抑えられるので、日持ちしやすくなります。また、白菜の断面は乾燥しやすいため、濡らしたキッチンペーパーでしっかりと覆うこともポイントです。2~3日ほどで食べ切れるのであれば、ラップで覆うだけでも十分鮮度を保てます。

白菜の保存方法2.冷凍保存(保存期間:1ヶ月程度)

白菜の画像

白菜を冷凍する場合は、1か月ほど保存することができます。長期保存ができるため、すぐに食べ切れないときや大量購入した際におすすめです。ここでは白菜を冷凍保存する方法を3つ紹介します。

生のまま冷凍する手順

幅広く料理に活用したいときは、生の状態で冷凍するのがおすすめです。そのまま冷凍保存する方法は、次の通りです。

【生の状態で冷凍する方法】

  1. 1/4にカットした白菜を、芯に近い内側の部分と外側の半分ずつになるように中央で分ける。
  2. 外側は白い部分を縦半分に切ってから、全体を2cm幅のざく切りにする。
  3. 内側は芯を切り落とし、2cm幅のざく切りにする。
  4. 2と3を冷凍用保存袋に入れ、空気を抜くようにして口を閉じ、冷凍庫で保存する。

外側と内側の葉に分けてカットすることで、大きさが均等になり、解凍してから料理に使いやすくなります。また、金属製のトレイやバットを持っている場合は、4をトレイにのせて急速冷凍すると、より風味を保つことができるのでおすすめです。

茹でてから冷凍する手順

茹でた白菜は自然解凍してそのまま和え物などにも活用できるため、時短になります。茹でてから冷凍保存する方法は、次の通りです。

【茹でてから冷凍する方法】

  1. 鍋に1ℓの水とひとつまみの塩を沸騰させる。
  2. 1に白菜を芯側から1枚ず入れる。
  3. 白菜がしんなりする程度を目安にして、2~3分茹でてからザルに上げ、水気を切る。
  4. 粗熱が取れたらざく切りにし、食べやすい大きさに整える。
  5. 白菜を小分けにして両手で押さえ、しっかりと水気を絞る。
  6. 使いやすい分量にわけてからラップで包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保存する(金属製のトレイがある場合は、トレイに載せて急速冷凍する)。

ひとつまみの塩を入れてから茹でると白菜の旨みが増し、色鮮やかに仕上がります。固ゆでにすると、解凍したときに食べやすい硬さになるため、好みに合わせて調整しましょう。

塩もみしてから冷凍する手順

白菜を塩もみすると水分が抜けてかさが減るため、省スペースで保存できます。塩味がついているので、他の食材と混ぜて簡単な和え物にするなど、料理の時短もできて便利です。塩もみしてから冷凍保存する方法は、下記の通りです。

【塩もみしてから冷凍する方法】

  1. 1/4にカットした白菜を1~1.5cm幅の細切りにする。
  2. 1をボウルに入れ、ふたつまみほど塩をまぶす。
  3. しんなりするまで揉み込む。
  4. 水気を絞って平らにならしながら冷凍用保存袋に入れ、冷凍庫で保存する(金属製のトレイがある場合は、トレイに載せて急速冷凍する)。

塩もみをして出た水分にはえぐみが含まれているため、保存する前にしっかりと水気を切ることがポイントです。すでに下味がついているので、解凍してから味付けをするときは、味が濃くならないよう注意しましょう。

白菜の保存方法3.常温保存(保存期間:2週間程度)

白菜の画像

カットされていない丸ごとの状態の白菜であれば、常温でも保存することができます。ただし、夏場など気温が高い時期は、傷んでしまう可能性があります。その場合、常温ではなく冷蔵庫で丸ごと保存するか、カットしてから冷蔵庫や冷凍庫で保存しましょう。丸ごとの白菜を常温で保存する場合は2週間ほど日持ちします。常温保存の方法は次の通りです。

【常温で保存する方法】

  1. 新聞紙に霧吹きをして軽く湿らせておく。
  2. 1で白菜を包む。
  3. 風通しが良い冷暗所で保存する。

白菜を立てた状態で保存すると、ストレスがかかりにくくなり長持ちします。

白菜をおいしく食べられるレシピ3選

白菜はサラダや煮物など、さまざまな料理に活用できる食材です。ここでは保存した白菜を使ったおすすめレシピを紹介します。

白菜と豚ばら肉の重ね蒸し

白菜と豚ばら肉の重ね蒸しの画像

ビタミンCや食物繊維が豊富な白菜と、良質なたんぱく質源の豚ばら肉を重ねて、電子レンジで加熱するだけの簡単レシピです。調理時間が短縮できるので、忙しい方でも手軽に作れます。カロリーを抑えたい場合は、豚バラ肉から豚ロース肉に変更するのもおすすめです。

材料(2人分)

作り方

  1. 耐熱皿の上に白菜と豚ばら肉を交互に重ねる。
  2. ふんわりとラップをし、600Wの電子レンジで約8分加熱する。
  3. 豚ばら肉に火が通ったら、ドレッシングをかける。

白菜のさっぱり炒め

白菜のさっぱり炒めの画像

生姜の風味とピリッとした唐辛子の辛さがクセになる野菜炒めです。あっさりとした味付けで飽きずに食べられるので、野菜をたっぷり食べたいときにおすすめです。

材料(2人分)

作り方

  1. 白菜は一口大の乱切り、にんじんは拍子木切りにする。ぶなしめじは石づきを取り、小房にわける。きくらげは水で戻して細切りにする。
  2. 唐辛子は輪切り、しょうがはみじん切りにする。
  3. 熱したフライパンにうすく油をひき、2を入れる。
  4. 1を加えてさらに炒める。
  5. 器に盛り付け、ドレッシングをかける。

白菜のちぎりサラダ

白菜のちぎりサラダの画像

冷蔵後に余りがちの白菜でサッと作れるサラダです。手でちぎって器に盛り付けるだけなので、包丁やまな板などを準備する必要がなく、あと片付けの手間がかかりません。もう一品欲しいときにぜひ作ってみてください。

材料(2人分)

作り方

  1. 白菜と青しそを手でちぎり、食べやすい大きさにする。
  2. ボウルに1を入れ、ドレッシングで和える。
  3. 2を器に盛り付ける。

まとめ

白菜を保存するときは、乾燥を防ぐためにラップや濡らしたキッチンペーパーなどでしっかりと包みましょう。白菜を丸ごと保存する場合、温度管理に注意すれば常温でも問題ありません。カットしてあるものは、冷蔵庫や冷凍庫を活用して保存しましょう。

用途に合わせて適切に保存すると、鮮度を保ちながら長持ちさせることができます。白菜の保存方法とあわせて、今回紹介した簡単レシピもぜひ試してみてください。

 

監修者プロフィール

小森 幸夫(こもり ゆきお)

1971年3月29日生まれ。 シェフ歴30年以上にのぼるピエトロの名物シェフ。野菜ソムリエの資格も持つ。 ホテル・レストランシェフとして10年経験を積んだ後、縁あってピエトロへ入社。 日々厨房に立ち、商品のアレンジメニューやおいしい食べ方を追求しながら、繊細かつユーモラスなメニューの開発を担当。また、大人向け、子ども向けの幅広いジャンルの料理教室も開催するなど、ピエトロの多くの事業に携わっている。

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