水菜は1か月冷凍保存ができる!保存方法やおすすめのレシピを紹介

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みずみずしくシャキシャキとした食感が魅力の水菜は、一年を通して手に入りやすく人気の食材である一方、日持ちしにくいという難点があります。たくさん購入しても、正しく保存できないとすぐにダメになってしまうこともあるでしょう。使い切れないときは、冷凍保存することで長期間おいしさをキープできます。今回は、水菜を冷凍保存する方法やおすすめのレシピを紹介します。

水菜の冷凍方法2つ

水菜を切っている画像

水菜は冷蔵庫で保存すると、1週間ほど鮮度を保てます。一方、冷凍保存の場合は約1か月と、さらに長期保存が可能です。すぐに使う予定がない場合は、冷凍保存するのがおすすめです。ここでは、水菜のおいしさをキープしながら冷凍保存する方法を2つ紹介します。

生の状態で冷凍する方法

水菜を冷凍すると、約1か月保存できます。まずは、生の状態から冷凍保存する方法を紹介します。

【生のまま冷凍する手順】

  1. 水菜を洗い、食べやすい大きさ(5~6cm)に切る。
  2. キッチンペーパーで水気を拭き取る。
  3. 水菜を冷凍用保存袋に入れて、冷凍庫で保存する。

水菜を洗うときは、根元までよく洗い土を落としておきましょう。生の水菜をカットして冷凍した後は、パラパラとほぐせるようになり、必要な分だけ取り分けながら使えて便利です。

ただし、保存するときに水分が残っていると、水菜同士がくっついてしまいほぐれないため、しっかりと水分を拭き取ってから冷凍するよう注意しましょう。

茹でてから冷凍する方法

たくさん水菜を購入したときは、茹でてから冷凍するのもおすすめです。一度茹でてから冷凍すると、色鮮やかなまま保存できます。さらに、水菜全体のカサが減り、省スペースで保存できるのもポイントです。茹でてから冷凍する方法は、次の通りです。

【茹でてから冷凍する手順】

  1. 水菜をよく洗う。
  2. 鍋に水を入れて沸騰させる。
  3. 2に水菜を入れて10~20秒ほど茹でる。
  4. 水気を切った水菜を食べやすい大きさ(5~6cm)に切る。
  5. 小分けにしてラップで包む。
  6. 水菜を冷凍用保存袋に入れて、冷凍庫で保存する。

ラップで包むときは、空気が入らないように気を付けましょう。水菜の品質が落ちないように、茹で過ぎないことも大切です。

また、鮮度をできるだけキープしたい場合は、急速冷凍モードを活用して保存しましょう。急速冷凍機能がない場合は、金属トレーの上にのせて冷凍庫に入れることで代用できます。

冷凍した水菜は解凍せずに使える?

カットされた水菜の画像

冷凍した水菜は、解凍せずに凍ったまま調理に使えます。ただし、一度冷凍するとシャキシャキ感は損なわれてしまうので、生のサラダに活用するのはおすすめできません。

そのため、冷凍保存した水菜を使うときは、加熱調理が向いています。鍋や炒め物、スープ、煮浸しなどに活用しておいしく楽しみましょう。

また、茹でてから冷凍した水菜は、自然解凍してから味付けするだけで、簡単にお浸しが完成します。お浸しにすると再加熱の必要がなく、調理の手間が省けて時短になります。

冷凍すると栄養素はどうなる?

お皿にのせた水菜の画像

水菜にはビタミンCやカリウムなどが豊富に含まれています。これらの栄養素は水に溶けやすい性質があるため、水菜を長時間水に浸けることで栄養素が流出してしまいます。

冷蔵保存する場合、丸ごとのままは日持ちしにくいため、カットした水菜を水にさらしてから保存するのがおすすめです。しかし、そうするとどうしても水溶性の栄養素が逃げてしまいます。そのため、できるだけ栄養素をキープしたい場合は冷凍保存がおすすめです。ただし、時間が経つことでも栄養素は失われやすくなるため、すぐに使い切らない場合は新鮮なうちに冷凍しましょう。

また、水菜に含まれる水溶性の栄養素は、茹でることでも減ってしまいます。茹でてから冷凍する場合は、栄養素が逃げないよう、短時間でサッと茹でるようにしましょう。調理するときは、スープや味噌汁などの汁ごと食べられる料理に活用すると、栄養素を効率良く摂取できます。

また、水菜に含まれるβ-カロテンは油と一緒に摂ると吸収率がアップするので、炒め物などにするのもおすすめです。

水菜に含まれる栄養素や効率的な食べ方について、こちらの記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。

水菜には栄養がたっぷり!効率の良い食べ方は?

水菜を使ったレシピ

水菜はサラダにしたり、鍋物に加えたりと、さまざまな料理に活用できる人気の野菜です。ここでは、水菜をおいしく使い切るためのおすすめレシピを紹介します。

牛赤身肉と野菜のしゃぶしゃぶ

牛赤身肉と野菜のしゃぶしゃぶの画像

牛赤身肉と水菜のしゃぶしゃぶは、良質なたんぱく質とビタミン・ミネラルがたっぷり摂れるので美容が気になる方におすすめです。牛赤身肉で色鮮やかな水菜を巻けば、見た目も華やかになります。生の水菜はもちろん、冷凍した水菜でもおいしく作れます。シンプルな調理手順なので、料理初心者にもおすすめです。

材料(2人分)

作り方

  1. 鍋に水と鶏がらスープの素を入れて沸騰させる。
  2. きのこは石づきを取り、牛赤身肉、豆腐、水菜、白ねぎは食べやすい大きさに切る。
  3. 1のスープで具材を好みの加減で茹でる。
  4. 茹でた肉や野菜をドレッシングにつけながら食べる。

かつおと山芋のSOBAボウル

かつおと山芋のSOBAボウルの画像

SOBAボウルは、冷たいそばをサラダ感覚で楽しめる新しいスタイルの料理です。そばの上に風味豊かなかつおのたたきと、すりおろした山芋、シャキシャキ食感の水菜をたっぷりのせて、食べ応えのある一品に。トッピングや薬味を自分好みにアレンジしながら、オリジナルのSOBAボウルを楽しんでみませんか。

材料(2人分)

作り方

  1. 鍋に水を入れて沸騰させ、そばをお好みの硬さに茹でる。
  2. 1をざるにあげ、冷水でしめ水気をよく切る。
  3. たまねぎを洗ってスライスし、流水にさらして水気を切る。
  4. 水菜は5cmの長さに切り、山芋は皮を剥きすりおろしておく。
  5. そばを器に盛り、その上にたまねぎ、山芋、かつおのたたきをトッピングし、ドレッシングを回しかける。
  6. 最後におろししょうがを添える。

釜揚げしらすのごま醤油ガーリックスパゲティ

釜揚げしらすのごま醤油ガーリックスパゲティの画像

ごま醤油の香りが食欲をそそる、やみつきになる和風スパゲティです。水菜を添えれば、鮮やかな緑色とシャキシャキの食感がアクセントになります。

材料(2人分)

作り方

  1. 鍋にたっぷりの水を入れ沸騰させる。
  2. 水菜を洗い、食べやすい大きさに切る。
  3. スパゲティをパッケージの記載通りの時間で茹でる。
  4. 3におうちパスタを加えてよく混ぜ合わせ、水菜と釜揚げしらすをトッピングする。

まとめ

水菜を大量に購入したときは、長期間おいしさをキープできる冷凍保存がおすすめです。そのまま放置していると鮮度が落ちてしまうため、すぐに使わないときは早めに冷凍保存しておきましょう。

冷凍した水菜は、解凍せずに使えるので時短になります。ただし、シャキシャキの食感はなくなってしまうため、加熱調理が向いています。栄養素を逃したくないときは、汁ごと食べられる料理に活用するのもポイントです。さまざまなレシピに取り入れて、水菜を楽しんでみてください。

監修者プロフィール

小森 幸夫(こもり ゆきお)

1971年3月29日生まれ。 シェフ歴30年以上にのぼるピエトロの名物シェフ。野菜ソムリエの資格も持つ。 ホテル・レストランシェフとして10年経験を積んだ後、縁あってピエトロへ入社。 日々厨房に立ち、商品のアレンジメニューやおいしい食べ方を追求しながら、繊細かつユーモラスなメニューの開発を担当。また、大人向け、子ども向けの幅広いジャンルの料理教室も開催するなど、ピエトロの多くの事業に携わっている。

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