パスタをフライパンで茹でる手順は?茹でるときのコツやレシピを紹介

この記事をシェア

Xで共有する

LINEで送る

Facebookでシェアする

家族分のパスタを一度に作るならまだしも、1人分のパスタを手早く作りたいときに、毎回大鍋でお湯を沸かすのは面倒ですよね。そんなときにおすすめなのが、フライパンでパスタを茹でる方法です。

フライパンを使えば少量の水で作れて節約できる上に、後片付けも簡単です。今回は、パスタをフライパンで茹でる方法や、おいしく作るためのコツについて紹介します。

パスタをフライパンで茹でる手順

パスタをフライパンに入れている画像

パスタを茹でるところからフライパンを使えば、味付けまでコンロひとつで作れます。ここでは、パスタをフライパンで茹でる手順を紹介します。

手順1:フライパンで水を沸かす

フライパンに水を入れている画像

まずは、フライパンに水を入れて沸騰させます。家庭用のフライパン(直径約26cm)の場合、パスタ1人前(乾麺100g)に対し、水400mlを目安に沸かしましょう。パスタに下味をつけるため、塩ひとつまみを入れてから沸かします。

パスタソースを手作りする場合は、麺を茹で始めるより前に同じフライパンで調理を済ませ、お皿などに取り出しておきましょう。

手順2:パスタをフライパンに合わせて折ってから茹でる

フライパンに入れたパスタの画像

次に、フライパンに収まるようパスタを半分に折って茹でます。ただし、フライパンの幅が大きい場合は、パスタを折らずに入れても問題ありません。

また、パスタを一度に折ると細かい破片が飛び散るおそれがあるため、少しずつ分けて折るのがポイントです。キッチンやテーブルの角を使うと、均等に折りやすいですよ。

パスタを折っている画像

折ったパスタも、パッケージに記載されている標準の茹で時間通りに茹でます。茹ではじめの1~2分はパスタ同士がくっつきやすいため、定期的に混ぜましょう。

手順3:様子を見ながら水分量を調整する

パスタを茹でている画像

フライパンにパスタを入れたあとは、お湯の表面がフツフツと軽く沸騰するくらいの火加減を保ちます。ブクブク強く沸騰させるとパスタに均等にお湯が触れず、茹で上がりにムラができてしまうため注意が必要です。途中で水分がなくなりそうになったときは適宜お湯を足し、火加減も調整しましょう。

茹で時間が残り1分ほどになったら、強火にして残りの余分な水分を飛ばします。

パスタを茹でている画像

茹で上がりのタイミングで水分が多く残ってしまった場合は、ザルに上げて水気を切りましょう。

手順4: ソースと合わせる

最後に、あらかじめ別皿に避けておいたソースと、茹で上がったパスタを手早く和えていきましょう。

すぐに作らない場合は、茹でたパスタにオリーブオイルかサラダ油を絡めておくのがおすすめです。オイルを絡めておくことで、時間が経っても麺同士がくっつきにくくなります。

パスタをフライパンで茹でるときのコツ

パスタを茹でている画像

フライパンでパスタを茹でる場合、大鍋で作るときと同じような感覚で調理すると失敗してしまう可能性があります。ここでは、パスタをフライパンで茹でるときのコツを紹介します。

パスタは半分に折る

フライパンで調理する場合、大鍋のようにたっぷりのお湯で茹でることができません。限られたスペースで茹でる必要があるため、パスタを半分に折ってから茹でる方法がおすすめです。

半分に折ってから茹でることで、フライパンからはみ出したパスタが縁に当たって焦げるのを防ぎやすくなります。

また、フライパンで茹でるときは水分量が少ないため、パスタが長すぎると全体に火が通りにくくなります。麺の硬さが均一に茹で上がるよう、フライパンに収まる長さに折ってから茹でましょう。

水の量は調整する

フライパンでパスタを茹でていると、いつの間にか水分量が少なくなっている場合があります。水が減っていくことに気付かずに茹で続けると、パスタがフライパンに張り付き、焦げてしまう場合があります。

そのため、茹で上がる前に水分量が減ってきた場合は、適宜お湯を足すことが大切です。

茹で終わりの1分前まではある程度の水分量を残し、最後の1分で強火にして余分な水分を飛ばすようにしましょう。茹で上がりの時間と水加減を丁度良く調整できると、最後にザルで水を切る必要もなくなりますよ。

パスタをフライパンで茹でるメリット

パスタを茹でている画像

パスタをフライパンで茹でると、簡単に作れて水道光熱費の節約にもつながります。それぞれのメリットについて詳しく解説します。

簡単に作れる

フライパンでパスタを茹でる第一のメリットは、簡単に作れて後片付けが楽になることです。一般的にパスタを作るためには、麺を茹でるための鍋と具材やソースを作るフライパン、湯切り用のザルが必要です。

フライパンで茹でる場合、ソースを作るときと同じフライパンを使い回すことができるので、最小限の道具だけで済みます。洗い物が少なくなると、家事の負担も軽減できて嬉しいものですよね。

また、コンロひとつで調理できるのもポイントです。コンロが2つ以上ある場合、パスタを茹でている間に、もうひとつのコンロでほかの料理を作ることもできますよ。

水道代や光熱費を節約できる

フライパンでパスタを茹でる場合、鍋に比べて必要な水の量が少なく、さらに短時間で沸かすことができるため、水道代や光熱費の節約になります。IHであれば電気代、ガスで調理すればガス代を少しだけ抑えられます。

フライパンで作れるパスタレシピ

フライパンで簡単に作れるパスタのレシピを紹介します。ナポリタンやペペロンチーノ、魚介たっぷりのクリームパスタなど、お好みに合わせてぜひ作ってみてください。

ナポリタン

ナポリタンの画像

定番のナポリタンは、子どもから大人まで幅広い年齢層の方に楽しんでいただけます。トマトの酸味と旨み、ガーリックの香ばしさが絶妙なおいしさの一品です。

材料(1人分)

作り方

  1. ベーコンは細切り、玉ねぎは2mm、ピーマンは5mmの幅の厚さに切っておく。
  2. フライパンでオリーブオイルを熱し、1の具材を中火で炒め、火が通ったらお皿に避けておく。
  3. 2と同じフライパンでスパゲティを茹でる。
  4. スパゲティが茹で上がったら2をフライパンに戻し、おうちパスタを加えて絡める。
  5. 器に盛り付け、お好みで粉チーズをかける。

ソーセージと青じそのペペロンチーノ

ソーセージと青じそのペペロンチーノの画像

青じそのさわやかな風味がクセになるペペロンチーノです。おうちパスタシリーズを使えば、ご家庭で本格的な味わいを簡単に再現できます。

材料(1人分)

作り方

  1. ソーセージは斜め切り、青じそは細切り、青ねぎは3cmの長さに切る。青じその香りや食感を良くするために、青じその繊維を断つように切るのがおすすめ。
  2. フライパンでオリーブオイルを熱し、中火でソーセージを炒める。火が通ったらお皿に避けておく。
  3. 2と同じフライパンでスパゲティを茹でる。
  4. スパゲティが茹で上がったら2をフライパンに戻し、おうちパスタを加えて全体的によく混ぜる。
  5. 4を器に盛り付け、青じそと青ねぎをトッピングする。

魚介のたらこクリームソース

魚介のたらこクリームソースの画像

シーフードミッミクスを使った、濃厚なたらこクリームパスタです。クリームのまろやかな味わいと魚介の旨みが相性抜群の一品。

材料(1人分)

作り方

  1. フライパンでオリーブオイルを熱し、シーフードミックスを加えて中火で炒め、塩・こしょうで下味をつける。
  2. 1に牛乳とおうちパスタを加えてひと煮立ちさせ、お皿に避けておく。
  3. 2と同じフライパンでスパゲティを茹でる。
  4. スパゲティが茹で上がったらフライパンに3を戻し、よく混ぜ合わせる。
  5. 器に盛り付け、きざみのりを散らす。

まとめ

パスタをフライパンで茹でると、時間や水道光熱費を節約できる上に、後片付けの手間も軽減できます。茹でるときのポイントは、パスタがフライパンの縁につかないように長さを調整することと、水分量に気をつけることです。手軽においしいパスタが作りたい方は、今回紹介したレシピもぜひ参考にしてみてくださいね。

監修者プロフィール

小森 幸夫(こもり ゆきお)

1971年3月29日生まれ。 シェフ歴30年以上にのぼるピエトロの名物シェフ。野菜ソムリエの資格も持つ。 ホテル・レストランシェフとして10年経験を積んだ後、縁あってピエトロへ入社。 日々厨房に立ち、商品のアレンジメニューやおいしい食べ方を追求しながら、繊細かつユーモラスなメニューの開発を担当。また、大人向け、子ども向けの幅広いジャンルの料理教室も開催するなど、ピエトロの多くの事業に携わっている。

この記事をシェア

Xで共有する

LINEで送る

Facebookでシェアする

TOP すべての記事 パスタをフライパンで茹でる手順は?茹でるときのコツやレシピを紹介

PICK UP

ピックアップ