キャベツは1年を通して手に入りやすく栄養も豊富な万能野菜ですが、一玉買うと使い切れずに余ってしまうこともありますよね。そんなときに便利なのが「冷凍保存」です。冷凍しておけば長持ちするうえ、必要な分だけサッと使えて調理の時短にもなります。
今回は、キャベツを冷凍するメリットや正しい冷凍方法、さらに冷凍キャベツを使った簡単レシピまで詳しく解説します。
キャベツを冷凍保存するメリット

キャベツは冷凍しておくと、使い勝手がぐんとアップします。ここでは、キャベツを冷凍保存するメリットを紹介します。
食材をムダにせず長持ちさせられる
キャベツは一玉買うと使い切るまでに時間がかかることもありますが、冷凍しておけば傷みにくく、必要なときに使いたい量だけ取り出して使えます。
保存期間を延ばせるので、食材をムダにせず最後までおいしく活用できます。
時短につながる
冷凍キャベツは、カットしておけばそのまま調理に使えるのが魅力です。
調理時に包丁を使う手間や下ごしらえの時間が省けるので、忙しい日やあと一品ほしいときにもサッと使えてとても便利です。
鮮度を長くキープできる
冷凍することで、キャベツの酸化や劣化をゆるやかにし、栄養価や風味を保ちやすくなります。
鮮度の良い状態を長くキープできるので、いつでも安心して使えます。
キャベツを冷凍保存する方法

ここでは、キャベツを生のまま冷凍する基本の手順や保存期間の目安、さらに茹でて冷凍する方法について紹介します。
冷凍保存の手順
キャベツは生のまま冷凍するのがおすすめです。ここでは詳しい冷凍手順を解説します。
なお、冷凍すると食感が少し変わるため、解凍後は炒め物やスープなどの加熱調理で使うと良いでしょう。
1. 新鮮なキャベツを選ぶ
まずは鮮度の良いキャベツを選びましょう。葉が緑色で張りがあり、芯の切り口が変色していないものが理想的です。
1/2や1/4にカットした状態で売られているものは、葉がよく詰まり芯が短いものを選ぶと良いでしょう。芯が長いものは、葉が硬かったり、甘みが損なわれていたりする場合があります。
2. 切り方を決めてカットする
次に、外側の傷んだ葉や汚れた葉を取り除き、使用目的に合わせてキャベツをカットします。必要に応じて芯を取り除きましょう。炒め物なら細切り、スープなら一口大のざく切り、ロールキャベツなら大きめのくし切りなど、後の調理に合わせた大きさにカットしておくことで、解凍後すぐに調理に使えます。
複数の切り方にしておいて、それぞれ袋を分けて保存するのも便利です。
このとき、同じ切り方のものはなるべく均一な大きさにカットすると冷凍・解凍がムラなく行えます。
3. 水洗いし水気をしっかり切る / 拭き取る
カットしたキャベツはよく水洗いし、ザルなどに入れて十分に水切りをします。キッチンペーパーで軽く拭き取るか、振り切るなどして水分をできるだけ取り除きましょう。
余分な水分が残っていると冷凍時に氷の結晶ができ、解凍後の食感や風味が悪くなる原因になります。
4. 冷凍用保存袋に入れて密閉し冷凍保存
水気を切ったキャベツを冷凍用保存袋に入れます。このとき、平たく薄く広げると後で必要な分だけ取り出しやすくなります。複数の切り方をした場合は、袋を分けると便利です。
袋の中の空気はできるだけ抜いて密閉し、金属製のトレーにのせて急速冷凍するのがおすすめです。トレーを使うことで冷気が均等に伝わり、冷凍効率が上がります。冷凍庫の中では、他の食品の下敷きにならないよう管理してください。
保存期間の目安
冷凍したキャベツは、1か月以内を目安に使い切りましょう。長く保存すると風味や食感が落ちやすくなるため、早めに使い切るのがポイントです。
【補足】茹でてから冷凍も可能
キャベツは軽く茹でてから冷凍することもできます。カサが減るので冷凍庫のスペースがあまりないときにおすすめです。ただし、生のまま冷凍したものより解凍後に水分が出やすいため、炒め物にはやや不向きです。餃子の具材など水気をしぼって使う料理や、スープなどの汁物に使いましょう。
<キャベツを茹でて冷凍する手順>
- キャベツを使いやすい大きさに切ります。
- 大きめの鍋にお湯を沸かし、キャベツを入れて10秒ほどサッと茹でます。
- 茹で上がったキャベツはすぐに冷水に取り、色止めをします。
- ザルにあげて水気をしっかりと切るか、キッチンペーパーで軽く押さえて余分な水分を拭き取ります。
- 適量ずつ冷凍用保存袋に移して空気を抜き、密閉して冷凍庫で保存します。平らに広げて冷凍すると、使いたい分だけ取り出しやすくなります。
冷凍キャベツの解凍方法

冷凍キャベツは、料理の種類によって解凍方法を変えることで、よりおいしく仕上げることができます。ここでは、スープや炒め物などの加熱料理から、サラダなど生に近い料理まで、用途別の解凍方法を紹介します。
スープ・味噌汁・炒め物など加熱料理の場合
スープや味噌汁、炒め物などの加熱料理に使う場合は、解凍せずに凍ったまま鍋やフライパンへ入れましょう。冷凍のまま加熱することで、キャベツから出る旨みがスープや汁に溶け込み、風味を損なわずに使えます。
凍ったままでも火の通りは早いので、手軽に調理できるのも魅力です。炒め物で水っぽさが気になる場合は、行程の最後のほうに加えて手早く炒めるようにしましょう。
サラダ・和え物など生食に近い料理の場合
生のような食感を少しでも残したい場合は、熱湯をサッとかけて解凍し、水気をしっかり絞りましょう。短時間で湯通ししてすぐに冷水に取ることで、シャキッとした食感をキープできます。
解凍後は水気をよく切り、ドレッシングであえるとおいしく仕上がります。
常温・冷蔵での自然解凍
常温や冷蔵庫での自然解凍は避けましょう。時間をかけて解凍すると、水分が多く出てべちゃっとなり、食感や風味が落ちやすくなります。
冷凍キャベツを活用した簡単レシピ
ここでは、冷凍キャベツを使ったおいしいレシピを紹介します。どれも手軽にできて、忙しい日の食卓やお弁当のおかずにもぴったりです。
しゃぶしゃぶ温サラダ

ごまの香ばしい風味が豚しゃぶの旨みを引き立てる、満足感のあるヘルシーな温製サラダです。レンジで手軽に調理できます。
材料(2人分)
- 豚肉(しゃぶしゃぶ用)…100g
- 冷凍キャベツ(ざく切り)…100g
- たまねぎ…1/4個
- ピエトロドレッシング 焙煎香りごま…大さじ2
作り方
- 冷凍キャベツと、くし形に切ったたまねぎを耐熱皿に入れ、その上に豚肉を広げる。
- ラップをして電子レンジ(500W)で約5分加熱する。加熱が足りない場合は30秒ずつ追加する。
- 全体にドレッシングをかける。
野菜炒め

ドレッシングの旨みと香ばしさが豚肉と野菜によくなじんだ、ごはんが進むおいしさの野菜炒めです。
材料(2人分)
- 豚肉…150g
- 冷凍キャベツ(ざく切り)…200g
- ピエトロドレッシング 和風しょうゆ…大さじ2
作り方
- 豚肉を食べやすい大きさに切る。
- フライパンで豚肉と冷凍キャベツを炒め、火が通ったらドレッシングを加えて味をつける。
ぶりと野菜フェトチーネのピエトロドレッシング鍋

ぶりの旨みとドレッシングの風味が溶け合った、やさしい味わいの洋風鍋です。
材料(2人分)
- ぶり(切り身)…120g
- 大根…50g
- にんじん…50g
- ズッキーニ…40g
- 冷凍キャベツ(細長くカット)…70g
- ピエトロドレッシング グリーン 和風しょうゆ…70cc
作り方
- 大根、にんじん、ズッキーニはピーラーでリボン状に薄くスライスし、にんじんとズッキーニは下茹でしておく。
- 鍋にドレッシングと同量の水(70cc)を入れ、すべての具材を加えてフタをし、火にかける。
ガーリック焼きそば

ソース焼きそばとはひと味違う、ガーリックの風味が食欲をそそる一品です。
材料(2人分)
- 焼きそば麺…2袋
- 冷凍キャベツ(ざく切り)…適量
- パプリカ…適量
- にんじん…適量
- もやし…適量
- 豚肉…100g
- ピエトロCHEF’S ガーリックオイル…大さじ2
- 塩・こしょう…適量
作り方
- パプリカ、にんじん、豚肉を食べやすい大きさに切る。
- フライパンにガーリックオイルを熱し、野菜と焼きそば麺を炒める。
- 全体に火が通ったら、塩・こしょうで味をととのえる。
まとめ
キャベツは冷凍しておくことで、鮮度を保ちながらムダなく使い切ることができます。下ごしらえを済ませておけば、忙しい日でも時短調理が可能です。今回紹介した方法やレシピを参考に、冷凍保存を上手に活用して、手軽でおいしいキャベツ料理を楽しんでみてはいかがでしょうか。
監修者プロフィール

小森 幸夫(こもり ゆきお)
1971年3月29日生まれ。 シェフ歴35年以上にのぼるピエトロの名物シェフ。野菜ソムリエの資格も持つ。 ホテル・レストランシェフとして10年経験を積んだ後、縁あってピエトロへ入社。 日々厨房に立ち、商品のアレンジメニューやおいしい食べ方を追求しながら、繊細かつユーモラスなメニューの開発を担当。また、大人向け、子ども向けの幅広いジャンルの料理教室も開催するなど、ピエトロの多くの事業に携わっている。



