【海老の下処理の方法】殻付き、むき海老、揚げる場合を紹介

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海老料理をおいしく仕上げるためには、調理前の下処理が重要です。下処理を丁寧に行うと、海老特有の臭みが抑えられ、プリッとした食感と美しい見た目の両方が整います。

一方で、「海老の下処理は何をしたらいいのか」「使う料理によって違いはあるのか」といった基本的なところから細かな部分まで迷う場面も多いでしょう。

今回は、殻付き(無頭)・殻付き(有頭)・むき海老・揚げる場合の4パターンを、手順ごとに解説します。

海老の下処理の方法【殻付き(無頭)の場合】

海老の画像

一般的な、殻付き海老(無頭)の下処理方法です。背わたの除去と臭み取りがメインの作業になります。この処理をしっかり行うことで、料理の仕上がりが大きく変わります。

手順

  1. 頭側から数えて2〜3節目の殻の間に竹串を差し込み、竹串と指の腹で背わた(黒い筋)を挟んでゆっくりと引き抜く
  2. 殻を剥いて使いたい場合は、背わたを取り除いた後、殻をむく
  3. ボウルに海老を入れ、塩・片栗粉・酒を加えてやさしくもみ込む
  4. 流水でしっかり洗い流し、水気を拭き取る

海老の背わたは、臭みや食感が悪くなる原因になりやすいため、丁寧に取り除きましょう。さらに、塩・片栗粉・酒でもむことで、臭みだけでなく殻のすき間の細かな汚れもスッキリと落ちます。この工程はひと手間ですが、仕上がりの差が出るので必ず行いましょう。

海老の下処理の方法【殻付き(有頭)の場合】

海老の画像

殻つきの有頭海老を下処理する方法です。頭を残すと豪華な見た目に仕上がります。

手順

  1. 無頭の海老と同様に、2~3節目の殻の間から竹串で背わたを抜く
  2. 目と目の間にある鋭いツノ(額角)をハサミや包丁で切り落とす
  3. 切り落とした箇所の隙間から竹串を差し込み、頭の中の黒い袋(胃袋・砂袋)をゆっくり引き出す
  4. ヒゲや足が邪魔な場合はハサミで短めにカットする

海老の頭の中にある胃袋(砂袋)を取り除くことで、加熱した際の雑味がなくなり、すっきりとした味わいに仕上がります。また、ヒゲをカットすると盛り付けの際に美しく整えやすくなります。

なお、ツノは「額角」と呼ばれる部位で、尻尾の「剣先」とは異なります。混同しないようにしましょう。

海老の下処理の方法【むき海老の場合】

むき海老の画像

むき海老は殻がすでに取り除かれていますが、お店によっては背わたが残ったまま売られていることもあります。まず背わたを確認・除去してから、臭み取りと保水処理を行いましょう。

手順

  1. むき海老の背を軽く丸めるように持ち、頭側から2〜3節目の間に竹串を刺して背わたを引き抜く
  2. 取り出しにくい場合は、背中に包丁で浅く切り込みを入れてから引き抜く
  3. ボウルに海老と片栗粉(適量)を入れて優しくもみ込み、表面のぬめりと臭みを取り除く
  4. 流水でよく洗い、ペーパータオルで水気をしっかり拭き取る

もみ洗いの後はしっかり水気を拭き取ることで、料理の仕上がりがぐっとよくなります。また、冷凍品のむき海老を使う場合は、約3%濃度の塩水の中でゆっくり解凍すると旨みが逃げずプリプリの食感を保てます。

海老を揚げるときの下処理の方法

天ぷらや海老フライなどの揚げ物に使う場合は、通常の背わた・臭み取りの処理に加えて、「油はね防止」と「曲がり防止」の処理が欠かせません。

油はね防止の処理の手順

  1. 背わたと臭みを取り除き、尻尾以外の殻をむく
  2. 尻尾の殻は袋状になっていて水分をため込んでいるため、先端を少し切り落とす
  3. 包丁の先を使って切り口から中の水分を押し出す。このとき尻尾の中央にある鋭いトゲ(剣先とも呼ばれる)も切り落としておく

海老を揚げ物に使うときは、尻尾の殻を残すと香りよく見た目も豪華に仕上がります。ただし、尻尾には水分が多いため、この処理を行うことで揚げる際の油はねを大幅に防げます。

曲がり防止の処理の手順

  1. 腹側に3〜4か所ほど斜めに切れ目を入れる(深さ4〜5mmが目安)
  2. 身を反らせるように背中側から指でやさしく押さえ、筋が切れる感触があるまでゆっくり伸ばす

この処理をすることで、揚げたときにまっすぐきれいな形に仕上がります。切り込みが浅すぎると筋が切れないため、深さをしっかり意識して入れましょう。

海老を使ったおすすめレシピ3選

プリプリの海老を使ったピエトロのおすすめレシピを3つご紹介します。

洋風 雛ちらし寿司

洋風雛ちらし寿司の画像

海老や彩り野菜をのせた、華やかな洋風ちらし寿司です。お祝いの席やパーティーの主役としても映える見た目と味わいに仕上がっています。

材料(2人分)

  • ごはん(炊いたもの)…180g
  • 海老(茹でたもの)…2尾
  • たまねぎ(みじん切り)…大さじ1
  • にんじん(みじん切り)…大さじ1
  • 卵…1個
  • ブロッコリー(茹でたもの)…1房
  • いくら…適量
  • ミニトマト…適量
  • 粉チーズ…適量
  • ピエトロドレッシング グリーン 和風しょうゆ…大さじ2〜3

作り方

  1. ドレッシングを漉して具材を分けておく。
  2. 海老とブロッコリーは食べやすい大きさに切り、卵はフライパンで炒ってそぼろを作る。
  3. ごはんにドレッシングを絡めて器に盛り、2といくら、ミニトマトを飾り、粉チーズを振る。

海老チリ風味

海老チリ風味の画像

トマトの甘みと辛みソース「CHILLIES!(チリーズ)」を合わせた海老チリ風のひと皿で、ご飯にもお酒のおともにもよく合います。

材料(2人分)

作り方

  1. たまねぎを粗みじんに切り、海老と一緒に炒める。
  2. たまねぎと海老に火が通ったら、ざく切りのトマトを加える。
  3. トマトケチャップとチリーズを加えて混ぜ合わせ、仕上げにパセリを散らす。

魚介のバジルスパゲティ

魚介のバジルスパゲティの画像

むき海老やあさり、いかといった魚介の旨みに、バジルソースがたっぷり絡む味わい深いパスタです。フライドオニオンとナッツの香ばしさも感じられるひと皿になっています。

材料(2人分)

作り方

  1. スパゲティを表示時間通りに茹でる。
  2. フライパンにオリーブオイルを熱し、むき海老、あさりのむき身、いかを中火で炒める。
  3. 火が通ったら半分に切ったミニトマトとおうちパスタを加えて軽く加熱し、茹でたパスタと和える。
  4. 器に盛り、お好みでバジルの葉とパットフッテを散らす。

まとめ

海老の下処理の基本は「背わた除去」と「臭み取り」の2点です。臭み取りは、殻付きの場合は塩・片栗粉・酒でもむ方法を、むき海老の場合は片栗粉のみでもむ方法で行います。揚げる場合はさらに「油はね防止」「曲がり防止」の処理を加えましょう。

殻付き(無頭)・殻付き(有頭)・むき海老・揚げ物と、それぞれの用途に合わせた処理をすることで、海老料理のおいしさや見た目が格段にアップします。ぜひ今回の手順を参考に、さまざまな海老料理に挑戦してみてください。

また、下処理後の海老の冷凍・解凍方法については、こちらの記事も参考にご覧ください。
海老を冷凍保存する方法とおいしく食べる解凍テク|おすすめレシピも

 

 

 

監修者プロフィール

小森 幸夫(こもり ゆきお)

1971年3月29日生まれ。 シェフ歴35年以上にのぼるピエトロの名物シェフ。野菜ソムリエの資格も持つ。 ホテル・レストランシェフとして10年経験を積んだ後、縁あってピエトロへ入社。 日々厨房に立ち、商品のアレンジメニューやおいしい食べ方を追求しながら、繊細かつユーモラスなメニューの開発を担当。また、大人向け、子ども向けの幅広いジャンルの料理教室も開催するなど、ピエトロの多くの事業に携わっている。

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